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パキポディウムの植え替えについて教えて欲しいな!
植え替えのシーズンってよく聞くけどいつ植え替えすればいいんだろ?
今回はこんな悩みに答えていきます!
こんな疑問を解決
- 植え替えを行う理由を知りたい
- 植え替えに必要な用具は?
- 植え替えのやり方を知りたい
- 植え替えした後の管理方法は?
この記事の信用性
- パキポディウム・アガベの育成2年以上
- 100株以上の植物を育成
- 2年間で植え替えのいろいろな成功や失敗を経験
- 失敗を元に原因と対策を考察
本記事では、パキポディウムの植え替えに関しての解説をしています
実際に植え替えしている画像と合わせて説明していくので、初心者の方にもわかりやすくなっていると思います
この記事を元に植え替えをしてみて、これからの成長シーズンを最高の状態で迎えましょう!
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この記事の内容です!
植え替えをする理由
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パキポディウムは塊根植物といって体内に水分を貯めておける特徴をもっています
そのため必要以上の水分はいらないため、水はけのいい用土で育てることが大切です
排水性を上げる意味も含め植え替えをする理由は以下のとおり
植え替えをする3つの理由
根を整理することで新しい根を伸ばせる
株が元気だと数年で鉢の中で根詰まりを起こしてしまいます
このまま放っておくと株の状態が悪くなったり、古い根が腐敗して根腐れの原因にもなります
定期的に植え替えをして古い根を取り除いてあげることで新しい根を伸ばしやすくします
用土が新しくなり水はけがよくなる
用土は古くなると排水性が悪くなります
これにより根腐れするリスクも増え大切な株が駄目になるかも・・・
用土を新しくすることで土の団粒構造が回復して排水性がよくなります
Q.団粒構造ってなに?
A.土の粒子がくっつきあってかたまりになった状態のことです
このかたまりには多くの隙間ができるため、空気や水が入り込みやすくなるんです!
植え替えに入れる元肥により新たな栄養の補充
土の中の栄養素は植物に吸収され段々と減少していきます
液肥や置肥を定期的にあげても用土に残りづらく、水やりで流れ出ていってしまいます
そのため春の植え替えの際に元肥を入れてあげることで、栄養分が回復しこれからの成長の糧になります
適した時期
植え替えをするにあたり、疑問に思うのがいつ植え替えしたらいいのという点です
植え替えに適した時期は?
芽吹き始める前の3月~5月
パキポディウムは気温にもよりますが、3月ぐらいから動きだします
芽吹き始めるタイミングで植え替えすることでこれからの成長シーズンを最高の状態でスタートできます
また、葉を落として休眠していた株も水を切っていたこともあり機能を失った古い根も枯れていて、
わかりやすくなっているため根を整理しやすいのも利点!
用意するもの
パキポディウムの植え替えにはこういったものが必要!
植え替えに必要なもの
- 植え替えするパキポディウム
- 鉢
- 用土
- 元肥
- 土入れ
- 厚手のゴム手袋
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 根かき棒
植え替えするパキポディウム
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植え替えを予定しているパキポディウム
最低でも1週間前から水やりを控えてくださいね
これは用土を乾かしておくためで、
用土が湿っていると株が鉢から抜けなかったり、抜く時に根っこがたくさん切れてしまいます
用土を乾かして置くと抜くのも簡単で根のダメージも少なくて済みます
植え替えのやり方を解説するためこちらのパキポディウムエブレネウムにモデルになってもらいます
鉢
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パキポディウムを植え替えるための鉢です
鉢のサイズは同じ大きさ、大きくするならひと回り大きな鉢がいいですね
理由に関しては、注意点の方で解説
今回はプレステラ105に植え替えをしたいと思います
おすすめなプラスチック鉢はこちら!
用土
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用土はこれでなくてはダメというものはありませんのでお好きなものを使用してください
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そう言われてもどういうものを使えばいいのかわからない・・
と、思いますので自分が塊根植物を始めた時に参考にした
日本サボテンオークションさんで掲載されている用土の配合をご紹介
🔗日本サボテンオークション|マダガスカル植物Q&A「用土のこと」編より
- 赤玉土(小粒):7
- 鹿沼土(書いていないけど小粒だと思う):3
- パーライト(真珠岩パーライトのほう):4
- 堆肥(腐葉土等):1~1.2
- マグァンプK大粒(元肥):適量
配合割合を見ると赤玉・鹿沼で保水性もありつつ、パーライトで排水性も良くしている感じですね
詳しい配合の仕方はリンク先にて確認してみてください
パーライトは「真珠岩パーライト」を使用してください
黒曜石パーライトというものもあり、こちらは保水性を高める真逆の性質があります
間違ってしまうとかなり性質が逆な水持ちのよい用土になってしまいます
はじめたての頃はこの配合用土を使用していましたが保水性・排水性もよく、パキポディウムもよく育ちました!
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現在はアガベもパキポディウムもオリジナルの用土で管理しています
ちなみに塊根植物専用の用土も最近発売されました!
迷う方はこちらを使えば間違いないです
元肥
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元肥(もとごえ)といいます
わかりやすくいうと肥料のことですね
用土の中に混ぜ込んで使用します
よく使われるのがこちらの「マグァンプK」です
パキポディウムは肥料をたくさん必要とする植物ではないため、緩行性(かんこうせい)というゆっくりと効く肥料のほうがいいです
土入れ
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鉢の中に用土を入れるために使用します
筒状になっているので用土をすくって逆さにしても用土がこぼれません
用土を入れたいところに流しこむことができるので植え替えがとても楽になりまりますよ!
こだわりがなければ100円均一でも売っていますので揃えておくと植え替えがはかどります
厚手のゴム手袋
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パキポディウムの胴の部分はトゲが生えていてとても痛い!
種類によってはとても鋭く、胴を抑えるのが困難なものもあるので貫通しにくい厚手のゴム手袋を使用するほうがいいと思います
ホームセンターやワークマンなどで売っています
鉢底ネット
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鉢底の穴を塞ぐために使用
塊根植物は成長が遅いうえに形が特徴的なものが多いので陶器鉢に植え込む人も多いです
陶器鉢は底穴が大きいものが多いため鉢底ネットで塞ぐ必要があります
プラ鉢の場合はスリット形状で使用してしまうとスリットの意味がなくなってしますので使用しなくても大丈夫
穴が大きくて気になる方は使用してください
ちなみに手で割いて切ることもできます
鉢底石
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鉢底に敷くために使用します
効果としては底穴から用土が出ないようにするため、また鉢底の排水性を良くする意味があります
塊根植物は体に水分を多く蓄えておけるため、用土がずっと濡れているのは根腐れのリスクも上がります
鉢底石を入れることで用土を少なくでき、水が抜けやすくする効果が期待できます
根かき棒
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抜いた株の根を整理する時や植え込んだ時に用土を押し込む際に使います
竹ぐしや割り箸、ピンセットでも代用は可能です
植え替えの注意点
パキポディウムを植え替えする時は以下の点に注意してください
植え替えの注意点3つ!
平均気温が低い時期には植え替えを控える
パキポディウムは寒さに弱い植物です
まだ寒い時期に無理に植え替えをして根を傷つけてしまうと調子を崩してしまう恐れがあります
最悪の場合は枯れてしまう原因に・・・。
植え替えをする場合は天気予報をよく確認して暖かい日が続くようになってから行うか、暖かい温度を保てる環境を整えてあげる必要があります
鉢は大きくてもひと回り大きいものを使う
鉢が大きいと必要な用土の量が増えるため、その分水持ちが良くなります
パキポディウムなどの塊根植物は幹や根に水を貯めることができるため必要以上に水持ちが良すぎると根腐れをする原因に・・・
塊根植物は少ない用土でも十分成長します
また少ない用土のほうが水分のコントロールがしやすいため形をつくりやすくなります
なので鉢は大きすぎないものを使用しましょう
子株の植え替えは慎重に
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子株は植え替えで駄目になってしまう可能性がとても高いんです
パキポディウムはとても繊細な植物
特に子株のうちは根を少しでも痛めてしまうと水が吸えなくなり枯れてしまう原因に・・・
やむを得ず、1年~2年の親指くらいの株を植え替えする時はなるべく根をいじらないようにしましょう
必要でなければ大きくなるまで植え替えはしないほうがいいです
植え替え方法
それでは植え替えのやり方を解説していきます
パキポディウムの植え替え手順
- 事前準備
- パキポディウムを鉢から抜く
- ついている用土を落とす
- 古い根っこを取り除く
- 処理した株を鉢に合わせする
- 株元に用土を入れる
- 根かき棒などを使って根の間に用土を押し込む
- お好みで表面に化粧砂を敷く
- 植え替えたら水やりをする
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手順ごとに詳しく解説していくね!
1.事前準備
植え替えの注意点でもありましたが、植え替えする株は水を切って用土を乾燥させておきましょう
植え替えが必要な大きさのパキポディウムは体内に水を貯めておける量も多いので少しくらい水やりをしなくても水切れで枯れることはありませんので安心してください!
2.パキポディウムを鉢から抜く
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鉢から株を抜いていきます
この株は去年植え替えたのですがひっぱってもびくともしないくらい根が張っていました
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なので鉢の横をトントンと叩いて少しずつ土と共に出していきます
抜けそうになると株がグラグラしてくるので落下させて傷をつけないように気をつけてくださいね!
3.ついている用土を落とす
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鉢から抜けたので根っこについている古い用土を落としていきます
パキポディウムの根っこはアガベに比べて柔らかいので手で少し揉むだけで簡単に根鉢がほぐれます
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ある程度ほぐしたら株元に詰まってしまっている用土を根かき棒などで取っていきましょう
全部取るほど神経質にやらなくてもある程度取れれば大丈夫です
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無理に根かき棒をさして株に傷をつけないように注意してね
4.古い根っこを取り除く
用土を落としたら古い根っこを取り除いていきます
といってもパキポディウムは古い根が分かりづらい・・・
なので手で軽く引っ張って取れてしまう根を取り除いてください
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ある程度整理できました
5.処理した株を鉢に合わせる
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株をどういう風に鉢に植え込むかをあわせます
塊根植物には自分がかっこよく見える株の方向があるので一番見栄えのいいところを正面に見えるように株の位置と向きを決めましょう
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一番見栄えがいいところを「A面」なんて呼びます
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位置が決まったら根っこの高さまで用土を入れていきます
この時に元肥を混ぜ込んでおくと動き出した根っこがすぐ肥料にあたり効果が出るのが早くなります
6.株元に用土を入れる
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位置が決まったら株の隙間から用土を入れていきます
ズレないように注意しながら偏りがないようにぐるっと用土をいれていくと株元に用土が収まりすぐ安定します
最初は鉢いっぱいに用土を入れましょう
7.根かき棒などを使って根の間に用土を押し込む
鉢いっぱいに用土を入れたら根かき棒を使って用土を押し込んでいきます
このままだと株がぐらついて抜けてしまったり、動かしたり水やりした際に隙間が埋まって用土が下がり株元の根っこが出てきてしまう原因に・・・
なので根かき棒や割り箸、ピンセットなどを使って用土を押し込んで隙間を埋めて上げる必要があるんです
用土を押し込むときは株を傷つけたり根っこを傷めないように注意
中心に押し込むより鉢に沿って押し込むほうが傷つけにくいです
押し込んでいくと用土の量が下がります
下がった分を足し、何度か繰り返してさがらなくなったら完了です
この後、化粧砂を敷く場合は用土の量は少し減らしておいてください
8.お好みで表面に化粧砂を敷く
用土が入れ終わったら表面に化粧砂を敷きます
化粧砂は別になくても良いものなので使用するかはお好みで大丈夫
お好みの鉢に植え替えた場合は化粧砂を敷くと締まって見えるので鑑賞目的の場合はよく使われます
化粧砂としてよく使われるのは富士砂が多いですね
Q. 富士砂とは?
A. 富士山麓に堆積した火山灰を原料とした用土
多孔質なので通気性・保水性・排水性に優れています
用土自体は黒いので太陽光の熱を吸収して鉢の温度を高めてくれる働きもあります
また比重もやや重いので水やりの際に土こぼれしにくいです
9.植え替えたら水やりをする
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植え替えが終わったら微塵を抜くために水やりをします
微塵が残っていると鉢内でドロ状として溜まり排水性を悪くする原因に・・・
風通しがよく乾燥を好むパキポディウムには排水性はとても重要な要素
なので、少しでも良くするために植え替え後に水やりをして微塵抜きするのがおすすめです
10.植え替え完了!
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水やりをしたら植え替え完了です
今年の成長がとても楽しみ!
植え替え後の管理
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パキポディウムに限らず、植え替えてすぐは日に当てないほうがいいと考えます
植え替え直後は大事な根っこを傷つけダメージを受けているため体力を消耗している状態
そこに直射日光を当てると少ない根っこで無理やり光合成をしようするため株内の水分を使用してしまいます
場合によっては株が駄目になってしまう恐れも・・・
植え替えてから1週間は風通しのいい半日陰で管理し、根っこが落ち着いてきてから徐々に弱い日光から当てるようにしてください
まとめ|シーズンを迎える前に植え替えをして今年の成長に備えよう!
本記事はパキポディウムの植え替えに関しての解説しました
この記事の内容
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植え替え時期や必要なもの、やり方もわかったので早速やってみよう!
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トゲに刺さってケガしないように注意しながら植え替えしてみてね!
ちなみに自分も好きな植物「アガベ」も植え替えの季節、こちらの記事も参考にしてみてください!