PANEL AっていうLEDパネルライトってアガベはちゃんと育つのかな?
電気代ってどのくらいかかるんだろう?
本記事では、BRIM(ブリム)さんから発売されている「PANEL A」のお悩みに答えていきます。
こんな疑問を解決
- BRIM PANEL Aはアガベがちゃんと育つ?
- 1日使用すると電気代はどのくらい?
- 実際に使うとどんな感じなの?
この記事を書いた人
こと
植物の趣味家ブロガー @ko10buki_plants
- アガベ・パキポディウムの育成歴2年以上
- 現在100株以上の植物を育成中
- Instagramにて植物に関する投稿をあげています
- PANEL Aの使用期間が2024年6月で半年使用
- 現在も室内でチタノタを中心に育成中
本記事では、BRIM PANEL Aについて解説していきます。
パネルライト自体も最近になって徐々に種類が増えてきました。
その中でも
そんなBRIM PANEL Aを自分も実際に購入してみました!
短期間ではありますが使用してみたレビューをしたいと思います。
この記事の内容
この記事で紹介するのはこちら!
PANEL Aの上位モデルが新発売!
BRIM PANEL A、実際の成長を比較
BRIM PANEL Aで気になるのは実際に成長するのかですよね?
結論からいうと問題なく綺麗に成長しています。
ということで実際にどのように成長したのかを、使用開始時と2ヶ月以上使用したアガベの成長を比較してみます。
使用していた期間は冬なので、比較的成長が遅い時期でどのくらい効果があるのかがわかると思います。
チタノタ 姫巌竜
楊貴妃
ご覧の通りどちらも歯数が増えて健康に育っています!
秋まで外管理していたレッドキャットウィーズルも
ちょっと葉が伸びてるかな~と思っていたのですが室内LEDに変わってから
ちゃんと鋸歯が荒々しくなってかっこよく育っています♪
室内管理での植物の成長に期待ができます!
冬の使用でも効果があるので、成長期だとより成長が期待できそうですね!
この記事で紹介するのはこちら!
BRIM PANEL Aの商品概要
ここでは「PANEL A」という商品はどういったものなのかを解説。
製品の種類・価格・製品の使用をご紹介します!
製品の種類
- 45W温白色
- 45W白色
の2種類が販売中です。
自分は45W温白色を購入しました!
なので本記事のレビューは45W温白色について解説しています。
価格
製品価格は以下の通りです。
現在ではAmazon・楽天で購入可能となっています。
枚数 | 45W温白色 | 45W白色 |
1枚 | 3,745円 | 3,745円 |
2枚 | 6,980円 | 6,980円 |
どちらを選んでも値段は一緒ですね
2つの違いは色温度です
この記事で紹介しているのはこちら!
製品仕様
消費電力 | 45W(500W相当) | 色温度 | 3700-4000K(温白色) 5200K(白色) |
定格電圧 | 100V | 照度 | 下記別テーブルにて |
LED数 | 252個 | PPFD | 下記別テーブルにて |
波長 | フルスペクトル | LED寿命 | 30000時間 |
演色性評価数 | Ra90-94 | 寸法 | 縦30cm×横30cm |
放熱 | 約60℃ | 重量 | 600g |
照度とPPFDに関しては照射距離によって変わってきます
公式から出ている距離別の数値はこちらになります
照射距離 | 照度(中心点) | PPFD(中心点) |
---|---|---|
10cm | 記載なし | 964 |
20cm | 34500 | 532 |
30cm | 18600 | 284 |
40cm | 12200 | 187 |
50cm | 8660 | 134 |
こちらは公式での照射距離ごとのPPFD平面図です
照射距離が10cm変わるごとに中心部は6割程度に下がるようです
Q.照度とPPFDって?
A.照度とは、空間の全体の明るさを示していて単位は「ルクス」で表されます
PPFDとは、光量子束密度(photosynthetic photon flux density)の頭の文字をとったもので、光の量をはかる単位です
青色および赤色の光が植物の光合成に必要でありこの数値は植物が光合成を行うために利用可能な光の量を表す数値になります
植物を育成するにあたり、照度よりもPPFDのほうが重要になります
付属品内容
パッケージ内容
- パネル本体(30cm×30cm)
- コード(パネルに接続済み、長さ2m)
- ワイヤースリング×1
- ラチェットロープ×1
- 取扱説明書
- 製品に関するお知らせ(カスタマーサポート記載あり)
- アンケート(回答することで1年間保証延長あり)※2023年11月現在
このようなものが入っています。
パネル本体
パネルライト本体とコード。
梱包時は緩衝材に包まれ、四隅はカバーがつけられて破損しづらいようにするメーカーの心づかいが感じられますね。
コードはパネルにすでに取り付けられており、壊れやすい接続部は保護処理してあります。
LEDドライバーは絶縁型を採用しており、電気ショックのリスクを低減し、ショート・過電流から確実に防御します。
電源はON/OFFのみで段階調節やタイマー設定などの機能はなし。
物理スイッチのみなので、Switch Botなどの別売りタイマーなどはとても使いやすいです。
ワイヤースリング
4つのワイヤーの先に小さい留め具がついていて、パネルライトにつけて平衡を保つために使います。
ワイヤーが結構長いので2段目以降の棚につけるにはつかいづらそう。
自分はワイヤーと大きなカラビナは使用していません
ラチェットロープ
使用方法はイマイチわかりません。
カラビナのついた紐の途中にストッパー付きの滑車のようなものがついています。
パネルライトの高さを調節するために使用するみたいです。
取扱説明書・製品に関するお知らせ・アンケート
商品の取扱説明書と製品に関するお知らせの紙です。
使用上の注意や製品の特性などが書かれています。
こちらは製品に関するアンケートです。
QRコードをスキャンしてBRIM公式LINEとお友達登録することでアンケートフォームにアクセスできます。
送られてきたトーク内の「保証期間延長申請をする」ボタンを押すと
このようなアンケートフォームが表示されるのでアンケートに答えてください。
この記事で紹介しているのはこちら!
BRIM PANEL Aの製品保証
BRIM PANEL Aの製品保証は以下の通りになります。
初期不良(購入より30日間)
- 万が一初期不良が見られる場合は返品・全額返金または無料交換
- 購入者都合による返品の送料は自己負担
メーカー保証(購入より1年間)
- 購入日より1年間のメーカー保証あり
- 条件は使用中の故障、性能が著しく低下したなど通常使用に支障をきたす場合
- BRIMさんの判断により返品・交換、または適宜その他の保証を対応
保証対象外となる場合はこちらになります。
保証対象外となるケース
- 取扱説明書に記載されている以外の誤った使用方法
- 不当な修理
- 改造による故障や損傷
- 製品の経年劣化
棚への取り付け例と使用感
PANEL Aを実際に自分の植物管理用のスチールラックに取り付けてみました。
実際に使用してみた結果ですが
- 横幅70cmは棚の端の株はギリギリの明るさ
- ライトから株までの照射距離は15cm以下はやや葉焼けのリスクあり
- パネルライト自体はあまり発熱しない
このように感じました。
ここからは棚に取り付けた使用感をお伝えしていきます。
自分の取り付け例を見て、ご自身のLEDパネルライト取り付けの参考になればと思います。
使用している棚のサイズ
自分が使用している棚のサイズは、横幅70cm×奥行25cm。
元々植物用として買ったものではないのでたぶん小さめです。
PANEL Aの照射範囲
次に照射範囲。
購入前はパネルライトの照射範囲のイメージがつきませんでした。
なので棚1枚分を全体的に照らすのに必要と思い、試しに2枚購入してみました。
実際つけてみた結果、横幅70cmの棚では1枚でも中央につければ十分明るくて満遍なく光が当たるように感じました。
なので現在は1段でパネルライト1枚で照射しています。
また、購入した温白色は思ったよりもオレンジっぽい光でした。
蛍光灯のような白い色が好みでしたら白色のほうが良いかと思います。
ライトの明るさは画像よりも実際は明るく感じます。
PANEL Aの照射距離
照射距離ですが、現在は近いもので約15cmの距離で照射しています。
付属のワイヤーを使うと長すぎてつけられないため、ワイヤーについていた小さいほうのフックを直にパネルに付けています。
実際にどのように当たっているのか見てみよう!
棚ごとの照射具合
実際に取り付けてみて植物にどんな感じで光があたっているのか確認してみます。
ちなみに1段目と棚の高さは一緒です。
1段目はチタノタを中心としたアガベのみ。
一番距離の近いものが10cm、低いものでも15cmほどです。
2段目はパキポディウムも含めた子苗や実生など。
全体的に10~15cm範囲で、実生はもう少し低いです。
低いところでもちゃんと光は当たっているようにみえます。
今のところうちの環境ではライトによる葉焼けは起きてないよ
全体的な照射具合
現在の照射距離での全体的な光の当たり具合をみるために部屋の照明を消して、暗闇の中でパネルライトをつけてみました。
スマホの補正がかかってしまっている部分もあるかもしれないですが1枚でも十分光が当たっているのではないかと思います。
3段目は実際はもう少し暗いです。
照射パネルの熱さ
パネルを測ってどのくらいの熱さなのか測定したいのですがあいにく測定器を持っていません。
なので実際に触って確認してみました。
触ったのはライト照射開始から11時間経っているパネルライトの上部と外付けLEDドライバー部分です。
- 触ってすぐはほんのり温かい
- 長く触っても温かい程度
- 長時間使用しても熱くはならない
- 触ったすぐは少し熱いかなくらい
- 1分くらいずっと触ると熱い
- 長時間使用で熱くなる
パネルライト部分に冷却ファンがないのに全然熱くないのはすごいですね!
PANEL Aの実際の電力量・電気代は?
LEDパネルを設置してから下記の条件で数日使用してみました。
自分のLED使用環境
- LEDパネルはBRIM PANEL Aを2枚使用
- 照射時間は朝6時から夕方18時までの12時間
- 料金単価は36.6円で計算。(下記サイトの2023年12月21日時の東京電力の料金単価)
電気料金はこちらで計算しました。
結論!
- 1日の電気代は約40円
- 1ヶ月を30日として計算すると約1,200円となります
ちょっと奥さんには言えないな・・・(苦笑
では、実際に電気代はどのくらいかかっているのかをみていきましょう。
電気料金の計算方法
専用の測定器はないのですが使用しているSwitch Botプラグミニで消費電力を計測しているので、そちらを元に電力量と1日の電気代を算出してみます。
Switch Botのアプリ画面はこんな感じです。
では、実際に計算していきます。
上のグラフから見て取れる24日の消費電力「1.07」をサイトで計算してみると
1日の電気代は約40円でした。
掲載されている消費電力に差はないのか?
BRIM公式サイトで掲載されている消費電力と差がないのか調べてみました!
結論からいうと、記載されている消費電力とほぼ差はありませんでした!
なので想定している電気代で育成できそうですね!
本当に無いのかを確認してみました。
使用開始より1週間の電力量
日にち・曜日 | 1日の消費電力量(単位:kWh) | 1日の電気代 |
11/24(金) | 1.07 | 39.16円 |
11/25(土) | 1.02 | 37.33円 |
11/26(日) | 1.05 | 38.43円 |
11/27(月) | 1.07 | 39.16円 |
11/28(火) | 1.10 | 40.26円 |
11/29(水) | 1.09 | 39.89円 |
11/30(木) | 1.10 | 40.26円 |
1週間の消費電力量と1日の電気代を表にしてみました。
パネル2枚使用した際の1日の電気代は平均して約40円ほどかかります。
ちなみに…
サイトや説明書に記載されている消費電力は45Wとなっており、
これを自分の条件で計算してみると
パネル1枚を12時間使用した際の電気料金は約20円になります。
実際にパネル2枚を使用した電気料金が約40円なので、記載されている消費電力とほぼ差がないことがわかりました!
1ヶ月使用して実際の消費電力はどうだった?
使用から1ヶ月以上経ったので実際に1ヶ月使用した消費電力量と使用時間を見てみましょう。
条件は使用開始時と変わらずこの環境です。
自分のLED使用環境
- LEDパネルはBRIM PANEL Aを2枚使用
- 照射時間は朝6時から夕方18時までの12時間
- 料金単価は36.6円で計算(下記サイトの2023年12月21日時の東京電力の料金単価)
こちらはSwitch Botアプリ画面での12月の消費電力のグラフです。
2023年12月の消費電力量
- 消費電力量⇛33.13kWh(電気代は1,212.56円)
- 使用時間371時間5分⇛31日で割ると1日11.97時間
計算結果はこちらです。
12月は31日ありましたが実際の電気代も1ヶ月約1,200円と差異がないことがわかりました!
Amazonでの口コミをまとめてみました
PANEL Aを販売しているAmazonの口コミをまとめてみました。
評価は全体でみて約90%が良い評価がしめています。
まずは評価の良い口コミ内容から見ていきましょう。
評価の良い口コミ内容
- とにかくコスパが良かったです。YouTubeでおすすめしていたので購入してみましたが想像以上の明るさでよかったです。タイマーが設定できるのがよかったです。
- 実生用に購入しましたが、広範囲を明るく照らしてくれてとても使いやすいです。
保証もしっかりしており、安心して利用できる商品です。
取り付け方法はワイヤーをラックにそのまま引っ掛けて簡単に取り付けできました。- アガベや塊根植物を育てています。
強すぎなわけではありませんが、冬を越すには充分な光量だと思います。
成長期には照射距離を近くに変えれば問題なく成長できるかと思います。
この価格帯の商品の中では作りもしっかりしていて信用できます。- いろいろなLEDを使用してますが、この商品が1番多肉植物が育ちます。
発色がもう少し白い方がよかったので星4にしましたが、おおむね満足しています。- 照射距離20センチほどで3万ルクスくらいです!ご参考までに!
次に悪い口コミも抜粋してみましょう
評価の悪い口コミ内容
- 防水性能なしなので注意。
説明書に書いてある注意事項のたった12項目しかない中3項目が「防水はない」との内容の記載。
熱心に注意を促すならページ内に記載してほしかった。- ブラックフライデーで2つセットのパネルを購入したけど1つがついたり消えたりしてイライラする。
- バチッという音とともに電気がつかなくなった。最悪だ。
- 付属品のロープ・ワイヤースリングが同梱されていない。
検品を確認してから発送して欲しいのと商品の発送には紙袋くらい入れて発送してください。
1日配送遅延し、無理やりポスト投函され商品の箱が傷だらけでした。
まとめ【照射感も問題なく電気代もやさしい】
BRIM PANEL A使用してのまとめ
- 従来のパネル型の欠点だった接続部の保護とLEDドライバーを絶縁型変更して安全性UP
- 製品保証も問題なし(アンケート回答で1年間延長)
- 価格に対して抜群の照射性能
- 照射パネルが熱くならないので植物にも安心
- 電気代はパネル1枚・12時間使用で1日約20円
BRIM PANEL Aの個人的評価
照射パワーの強く、他にもっと良いものはたくさんありますが良心的な価格でこの性能だととてもコスパの良い製品だと思います。
玄人向きというよりは初心者・中級者向きのライトかと思いますのでLEDライトを始めて使う方やパネルライトを使ってみたい方にはとてもおすすめな製品かと思います。
この記事がLEDライト導入の参考になったらとても嬉しいです!
この記事で紹介しているのはこちら!
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