本記事は、BRIM(ブリム)さんから発売されている「PANEL A」の商品レビューです。
PANEL Aはパネルライトの中でも、とても安価な商品となっています。
でも、気になっているけど実際に使うにあたってどんな感じなのか気になりますよね。
そんなBRIM PANEL Aを実際に購入して使用してみました。
本記事を読むことで購入前にPANEL Aの使用感が分かっていただけると思います!
- アガベの実際の成長具合
- PANEL Aの取り付け例
- ライトの色や光の辺り具合
- 実際の照射距離・場所ごとの光量
- パネルライトは高温になるのか
- 製品概要や内容品
- ライト使用にかかる電気代
こと
- 「ことぶろぐ」を運営
- アガベを中心に植物の育て方を発信
- アガベ・パキポディウムの育成歴3年目
- 現在100株以上の植物を育成中
- ブロガー
- アニメ・読書・筋トレ好き
この記事で紹介するのはこちら!
PANEL Aの上位モデルが新発売!
有名メーカーパネルライト21製品の比較記事
BRIM PANEL A、実際の成長を比較
育成ライトを使用するにあたり、気になるのは実際に成長するのかですよね?
結論からいうと問題なく綺麗に成長しています。
ということで実際にどのように成長したのかを、使用開始時と2ヶ月以上使用したアガベの成長を比較してみます。
使用していた期間は冬。
成長が遅い時期でもどのくらい効果があるのか確認してみて下さい。
チタノタ 姫巌竜
楊貴妃
ご覧の通りどちらも葉数が増えて健康に育っています!
秋まで外管理していたレッドキャットウィーズル。
ちょっと葉が伸びてるかな~と思っていたのですが、室内LEDに変わってからちゃんと鋸歯が荒々しくなってかっこよく育っています♪
冬の使用でも効果があるので、成長期だとより成長が期待できそうですね!
この記事で紹介するのはこちら!
植物棚へ実際に取り付けてみた
PANEL Aを実際に自分の植物管理用のスチールラックに取り付けてみました。
今回購入したのはPANEL A 45W温白色になります。
実際に使用してみて感じたのは以下の点です。
- 横幅70cmでは棚の端の植物はギリギリの明るさ
- ライトから株までの照射距離は15cm以下はやや葉焼けのリスクあり
- パネルライト自体はあまり発熱しない
使用している棚のサイズ
自分が使用している棚のサイズは、横幅70cm×奥行25cm。
元々植物用として買ったものではないのでたぶん小さめの棚です。
PANEL A実際の色温度と明るさ
使用しているのはPANEL A の45W温白色。
パネルライト1枚を中央につけて点灯させてみました。
植物からパネルライトまでは10~15cm離してあります。
中央はとても明るいですが、棚の端にある植物はやや暗いですね。
温白色はややオレンジの温かみのある色になっています。
照射距離・場所ごとの実際の照度を測定
PANEL Aを点灯させて、照射距離ごとに実際に照度を測ってみます。
10・15・20・30cmの4つの照射距離でパネルライト中央と端の2か所で測定を行いました。
測定結果から考えられる結論ですが、照射距離が近くても強すぎる光量ではないため、少し離せば葉焼けは比較的安心なパネルライトです。
ですが育成の仕方によっては、もちろん葉焼けすることもあるため注意は必要ですよ。
突然ですが一応ちゃんと計測したよという証拠の画像を貼ります。
照射距離10cm、パネル中央でのルクスは55,200ルクスでした。
それぞれ測定した結果は以下の通りです。
照射距離・場所ごとの照度
照射距離 | パネル中央(単位:ルクス) | パネル端(単位:ルクス) |
---|---|---|
10cm | 55,200 | 41,500 |
20cm | 31,900 | 26,100 |
25cm | 25,700 | 21,300 |
30cm | 19,500 | 13,900 |
アガベを育成するにあたり30,000~60,000ルクスの照度は必要と考えているため、PANEL Aでは20cmより離してしまうと光が足りないようですね。
照射距離の近い10cmでも約55,000ルクスなので、晴れの日の直射日光に比べてしまうと弱いという結果でした。
60,000ルクスを超えてくると、真夏の晴天での直射日光と変わらなくなってくるため葉焼けしやすくなります。
そう考えると、比較的葉焼けはしにくいパネルライトということが分かりますね!
光をがんがん当てたい方には物足りないかもしれません。
アガベの育て方で光についての解説はこちら
照射パネルは触っても熱くない
パネルライトを照射すると測ってどのくらいの熱さなのか測定したいのですが、あいにく専用の測定器を持っていません!
なので実際に触って確認してみました。
触ったのはライト照射開始から11時間経っているパネルライトの上部と外付けLEDドライバー部分です。
結果は以下の通りでした。
- 触ってすぐはほんのり温かい
- 長く触っても温かい程度
- 長時間使用しても熱くはならない
- 触ったすぐは少し熱いかなくらい
- 1分くらいずっと触ると熱い
- 長時間使用で熱くなる
パネルライト部分は冷却ファンがないのに全然熱くないのはすごいですね。
パネルライトが熱くならないため、ライト上部の鉢が必要以上に温められる心配はなさそうです。
LEDドライバーはやはり高温になりますね。
コードについているLEDドライバーは棚の下部の位置にくるため、お子様がいる場合は触って火傷しないように注意する必要がありそうです!
BRIM PANEL Aの種類とスペック
BRIM PANEL Aは45Wと65Wの2種類のモデルと白色と温白色の2種類の色温度の組み合わせで4つのラインナップがあります。
現在のラインナップは以下の表にまとめました。
項目 | 45W温白色 | 45W白色 | 65W温白色 | 65W白色 |
---|---|---|---|---|
商品画像 | ||||
消費電力 | 45W | 45W | 65W | 65W |
LED数 | 252個 | 252個 | 276個 | 276個 |
波長 | フルスペクトル | フルスペクトル | フルスペクトル | フルスペクトル |
色温度 | 3700-4000K | 5,200K | 3700-4000K | 5,200K |
演色性評価数 | RA90-94 | RA90-94 | RA90-94 | RA90-94 |
照度 | 下記別テーブルにて | |||
PPFD | 下記別テーブルにて | |||
放熱 | 約60℃ | 約60℃ | 約60℃ | 約60℃ |
LED寿命 | 30,000時間 | 30,000時間 | 30,000時間 | 30,000時間 |
寸法 | 縦30cm× 横30cm | 縦30cm× 横30cm | 縦30cm× 横30cm | 縦30cm× 横30cm |
重量 | 約400g | 約400g | 約540g | 約540g |
PSE | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
価格単品 | 3,946円 | 3,946円 | 4,980円 | 4,980円 |
2枚セット | 7,286円 | 7,286円 | 8,946円 | 8,946円 |
商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ |
公式に掲載されている照度とPPFDは以下の通りです。
照度※中心部(単位:ルクス)
照射距離 | 45W温白色 | 45W白色 | 65W温白色 | 65W白色 |
---|---|---|---|---|
20cm | 34,500 | 34,500 | 49,600 | 49,600 |
30cm | 18,600 | 18,600 | 26,800 | 26,800 |
40cm | 12,200 | 12,200 | 17,500 | 17,500 |
50cm | 8,660 | 8,660 | 12,400 | 12,400 |
PPFD※中心部
照射距離 | 45W温白色 | 45W白色 | 65W温白色 | 65W白色 |
---|---|---|---|---|
10cm | 964 | 964 | 1,387 | 1,387 |
20cm | 532 | 532 | 765 | 765 |
30cm | 284 | 284 | 409 | 409 |
40cm | 187 | 187 | 269 | 269 |
50cm | 134 | 134 | 193 | 193 |
PPFD平面図
Q.照度とPPFDって?
A.照度とは、空間の全体の明るさを示していて単位は「ルクス」で表されます
PPFDとは、光量子束密度(photosynthetic photon flux density)の頭の文字をとったもので、光の量をはかる単位です。
青色および赤色の光が植物の光合成に必要でありこの数値は植物が光合成を行うために利用可能な光の量を表す数値になります。
植物を育成するにあたり、照度よりもPPFDのほうが重要になります。
PANEL Aの内容品
BRIM PANEL Aには以下の内容品が入っています。
- パネル本体(30cm×30cm)
- コード(パネルに接続済み、長さ2m)
- ワイヤースリング×1
- ラチェットロープ×1
- 取扱説明書
- 製品に関するお知らせ(カスタマーサポート記載あり)
パネル本体
パネルライト本体とコード。
梱包時は緩衝材に包まれ、四隅はカバーがつけられて破損しづらいようにするメーカーの心づかいが感じられますね。
コードはパネルにすでに取り付けられており、壊れやすい接続部は保護処理してあります。
LEDドライバーは絶縁型を採用しており、電気ショックのリスクを低減し、ショート・過電流から確実に防御します。
電源はON/OFFのみで段階調節やタイマー設定などの機能はなし。
物理スイッチのみなので、Switch Botなどの別売りタイマーなどはとても使いやすいです。
ワイヤースリング
4つのワイヤーの先に小さい留め具がついていて、パネルライトにつけて平衡を保つために使います。
ワイヤーが結構長いので2段目以降の棚につけるには使いづらそう。
自分はワイヤーと大きなカラビナは使用していません
ラチェットロープ
カラビナのついた紐の途中にストッパー付きの滑車のようなものがついています。
パネルライトの高さを調節するために使用するようですね。
取扱説明書・製品に関するお知らせ
商品の取扱説明書と製品に関するお知らせの紙です。
使用上の注意や製品の特性などが書かれています。
BRIM PANEL Aの製品保証
BRIM PANEL Aの製品保証は以下の通りになります。
初期不良(購入より30日間)
- 万が一初期不良が見られる場合は返品・全額返金または無料交換
- 購入者都合による返品の送料は自己負担
メーカー保証(購入より1年間)
- 購入日より1年間のメーカー保証あり
- 条件は使用中の故障、性能が著しく低下したなど通常使用に支障をきたす場合
- BRIMさんの判断により返品・交換、または適宜その他の保証を対応
保証対象外となるのは以下の通り。
保証対象外となるケース
- 取扱説明書に記載されている以外の誤った使用方法
- 不当な修理
- 改造による故障や損傷
- 製品の経年劣化
PANEL A1枚の電気代は1日約20円
BRIM PANEL Aを1日使った時の電気代は約20円になります。
使用条件は以下の通り。
- 照射時間は朝6時から夕方18時までの12時間
- LEDパネルはBRIM PANEL Aを2枚使用
詳しい内容はこちらの記事で解説しています。
Amazonでの口コミをまとめてみました
PANEL Aを販売しているAmazonの口コミをまとめてみました。
評価は全体でみて約90%が良い評価がしめています。
まずは評価の良い口コミ内容から見ていきましょう。
評価の良い口コミ内容
- とにかくコスパが良かったです。YouTubeでおすすめしていたので購入してみましたが想像以上の明るさでよかったです。タイマーが設定できるのがよかったです。
- 実生用に購入しましたが、広範囲を明るく照らしてくれてとても使いやすいです。
保証もしっかりしており、安心して利用できる商品です。
取り付け方法はワイヤーをラックにそのまま引っ掛けて簡単に取り付けできました。- アガベや塊根植物を育てています。
強すぎなわけではありませんが、冬を越すには充分な光量だと思います。
成長期には照射距離を近くに変えれば問題なく成長できるかと思います。
この価格帯の商品の中では作りもしっかりしていて信用できます。- いろいろなLEDを使用してますが、この商品が1番多肉植物が育ちます。
発色がもう少し白い方がよかったので星4にしましたが、おおむね満足しています。- 照射距離20センチほどで3万ルクスくらいです!ご参考までに!
次に悪い口コミも抜粋してみましょう
評価の悪い口コミ内容
- 防水性能なしなので注意。
説明書に書いてある注意事項のたった12項目しかない中3項目が「防水はない」との内容の記載。
熱心に注意を促すならページ内に記載してほしかった。- ブラックフライデーで2つセットのパネルを購入したけど1つがついたり消えたりしてイライラする。
- バチッという音とともに電気がつかなくなった。最悪だ。
- 付属品のロープ・ワイヤースリングが同梱されていない。
検品を確認してから発送して欲しいのと商品の発送には紙袋くらい入れて発送してください。
1日配送遅延し、無理やりポスト投函され商品の箱が傷だらけでした。
まとめ|PANEL Aは初心者でも使いやすい安価なパネルライト
- 従来のパネル型の欠点だった接続部の保護とLEDドライバーを絶縁型変更して安全性UP
- 製品保証も問題なし
- 価格の割に問題ない照射性能
- 照射パネルは熱くならないので植物にも安心
- 電気代はパネル1枚・12時間使用で1日約20円
- LEDドライバーは高温になるため、小さいお子様が触れると火傷する
- 付属のワイヤーやラチェットロープは使いにくいので他のものでライトをつける必要有り
BRIM PANEL Aの個人的評価
- 照射性能…
- 価格…
- 保証内容…
- 電気代…
照射パワーの強く、他にもっと良いものはたくさんありますが良心的な価格でこの性能だととてもコスパの良い製品だと思います。
玄人向きというよりは初心者・中級者向きのライトかと思いますのでLEDライトを始めて使う方やパネルライトを使ってみたい方にはとてもおすすめな製品かと思います。
有名メーカーパネルライト21製品の比較記事
コメントをどうぞ