植物育成ライト選びに悩むアガベ好きなみなさんに朗報です!
HaruDesignから旧型より性能が大幅アップした「GL-BOARD5400EVO」が登場しました!
この商品は、旧型モデル「GL-BOARD5000」をリニューアルした新バージョン。
リニューアルによって搭載された高性能LEDチップ「サムスンLM301H EVO」により、光量効率と省エネ性能を両立し、アガベの成長を力強くサポートしてくれます。
本記事では、この新しいパネルライトがもたらす驚きの性能とメリットを徹底解説します。
また、実際に使用することで得られる効果や気になる欠点も率直にお伝えしますね。
記事を読み終える頃には、あなたの「理想の育成環境」に近づくためのヒントがきっと見つかるはず!
- GL-BOARD5400EVOのリニューアル内容とは?
- リニューアルによるメリット
- GL-BOARD5400EVOの少し残念な点
- GL-BOARD5400EVOはどんな人にオススメ?
ちなみに、GL-BOARD5400EVOの発売に伴い、旧型GL-BOARD5000は販売終了となってしまいました。
手に入れるなら、このリニューアル版が新たな選択肢ですね!
旧型GL-BOARD5000の製品紹介記事
こと
- 「ことぶろぐ」を運営
- アガベを中心に植物の育て方を発信
- アガベ・パキポディウムの育成歴3年目
- 現在100株以上の植物を育成中
- ブロガー
- アニメ・読書・筋トレ好き
【結論】GL-BOARD5400EVOはLEDチップがパワーアップしている
GL-BOARD5400EVOと旧型GL-BOARD5000の違いは、たった1点。
搭載されているLEDチップが上位モデルに進化したことです。
GL-BOARD5400EVOには、サムスンのLM301H EVOが採用されています。
このLEDチップは、旧型に搭載されていたLM301Hの上位モデルで、さらに高性能です。
その結果、植物に光を届ける効率が大幅に向上しました!
GL-BOARD5400EVOはリニューアルでなにが良くなったの?
GL-BOARD5400EVOは、旧型GL-BOARD5000と比べてPPFD値が向上しました!
PPFDとは、植物が光合成をするために必要な光の量を表す指標で、簡単にいうと「植物が浴びる光のシャワーの強さ」を意味します。
PPFD値の向上により、GL-BOARD5400EVOには以下の3つのメリットがあります。
- アガベに効率良く光を届けられる
- 光量を調整することで消費電力を節約できる
- 高さを上げることで広範囲に強い光を届けられる
さらに、GL-BOARD5400EVOは光量が強いことで評判の「怪獣フレア301」と同等、もしくはそれ以上のPPFD値を実現。
それでいて価格は1万円近く安く、驚きのコストパフォーマンスを誇ります。
リニューアルによって、性能も価格も大満足の一台となりました!
アガベに効率良く光を当てられる
PPFD値が向上したことで、アガベを以前よりも健康的に育てられるようになりました。
PPFD値が高いと、植物はたくさんの光エネルギーを受け取り、光合成が活発になります。
アガベの成長にとって大きなプラスですね!
特に、新しくリニューアルされたGL-BOARD5400EVOは、スポットライトに匹敵するほどの強力な光量を提供します。
それでいて、スポットライトより広い範囲をカバーできるため、複数のアガベを締まった姿で育てることが可能になりました。
子株は光を抑えて消費電力が減らせる
LEDチップの性能向上により、PPFD値が底上げされました。
その結果、弱い出力でも効率よく光を当てられるようになり、消費電力を抑えつつ植物を育てることが可能になりました。
特に、子株は強い光を必要としないため、光量を抑えて育てれば、以前より電気代を節約できます。
毎日使用する育成ライトだからこそ、少しでも消費電力が減るのは大きなメリットですね!
高さを上げることで広範囲に強い光を当てられる
パネルの高さを上げても広範囲に強い光を届けられるのは、PPFD値が向上したおかげです。
PPFD値が低い場合、高さを上げると光がさらに弱まり、結果的に光量不足になってしまいます。
しかし、GL-BOARD5400EVOならその心配は無用。
高い位置からでも十分な光量を確保できるので、アガベの配置に自由度が生まれます!
新搭載LEDチップ「LM301H EVO」ってどんなもの?
新しく搭載されたLM301H EVOとは、いったいどんなLEDチップなのでしょうか?
気になって調べてみたところ、サムスン公式サイトでそのスペックが紹介されていました。
Wattage | 0.2W |
---|---|
Forward Voltage | 2.7V |
PPF | 0.56 μmol/s |
PPE | 3.14 μmol/J |
Condition | 65 mA, 25°C, 5000K, CRI 80 |
スペックは英語で記載されていたので、気になる性能をわかりやすく解説しますね!
消費電力 (Wattage: 0.2 W)
このLEDはとても少ない電力(0.2ワット)で動きます。
スマホの充電器よりもさらに少ない電気しか使わないません。
動作電圧 (Forward Voltage: 2.7 V)
電圧が2.7ボルトで動きます。
これは、乾電池2本分くらいの低い電圧で使えるということです。
植物の成長に役立つ光 (PPF: 0.56 μmol/s)
PPFは植物が光合成に必要とする光の粒の量を表しています。
LEDチップ1つで光の粒を、1秒間に0.56個供給できることを表しています。
光の効率 (PPE: 3.14 μmol/J)
消費した電力(1ジュール)あたり、3.14個の光の粒を植物に送れる効率の良さを表しています。
一つ下のモデルLM301HではPPEが3.10 μmol/Jなので、より効率よく光を当てられるようになりました。
普通のライトよりも省エネで、植物にとても優しい設計のLEDチップです。
条件 (Condition: 65 mA, 25°C, 5000K, CRI 80)
細かい条件は以下の通りです。
- CRI 80: 色が自然に見えるレベル。植物も人間も見た目がきれい!
- 65mA: とても少ない電流で動く。
- 25°C: 普通の室温で最適に動く。
- 5000K: 太陽の光に近い色(昼間の白っぽい光)。
リニューアルでの残念な点
GL-BOARD5400EVOへのリニューアルで性能は確かに向上しました。
ですが、少し残念に思う点もあります。
特にLEDチップ以外の部分では旧型と大きな変更がなかった点が気になりました。
その中でも以下の4つが残念なポイントとして挙げられます。
- 調光機能が4段階のまま
- 製品サイズに変更なし
- 色温度が昼光色の一色のみ
- LED配列に変更なし
リニューアルで高性能なLEDチップが搭載された分、これらの点も改良されていればさらに嬉しかったですね。
調光機能は4段階のまま
リニューアルで期待していた無段階調光ですが、旧型と同じ4段階調光のままでした。
個人的には、これが一番残念なポイントです。
ドライバーが旧型の頃から別売りで提供されていることを考えると、無段階調光に変更するのは難しかったのかもしれませんね。
もし無段階調光が採用されていたら、
GL-BOARD5400EVOは間違いなく「コスパ最強」のパネルライトになっていたと思います!
製品のサイズ変更がない
今回のリニューアルでは、GL-BOARD5400EVOのサイズは変更されませんでした。
旧型GL-BOARD5000と同じ幅30.0cm×奥行27.0cm×高さ4.5cmです。
サイズ感がそのままという点では、設置の自由度や利便性は引き継がれた一方で、「もう少し大きめならよかった…」という期待を抱いた方もいるかもしれませんね。
色温度は昼光色の一色のみ
GL-BOARD5400EVOは、現在5800Kの昼光色一色のみの販売となっています。
他の色温度が欲しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
再リニューアルの際には、違う色温度のバリエーションが追加されることを期待したいですね!
LED配列に変更なし
今回のリニューアルでGL-BOARD5400EVOのLED配列に変更はありませんでした。
というのも、他社で同じ価格帯で発売されているBRIM PANEL Xシリーズでは、中央に光が集中しないようにLED配列をパネル外側に集中させているからです。
リニューアルするにあたり、GL-BOARD5400EVOも対策をするかと思ったのですが、変更にはなっていませんでしたね。
GL-BOARD5200EVOはどんな人にオススメ?
GL-BOARD5400EVOは、他のパネルライトに無い高PPFD値が最大の特徴。
強い光が必要なアガベを締めて、美しい形づくりを目指している方には、特におすすめのパネルライトです。
また、単純に光を当ててアガベを大きく育てる用途にも使えるので、初心者からプロまで幅広い層に対応。
これ一台で、育成スタイルに合わせた柔軟な使い方ができます。
アガベ愛好家の頼れる味方として、ぜひ試してみてください!
GL-BOARD5200EVOの製品概要
GL-BOARD5400EVOの製品概要をHaruDesign公式販売サイトよりご紹介します。
製品名 | GL-BOARD5400EVO |
---|---|
販売会社 | HaruDesign |
形状 | パネルライト |
使用LEDチップ | サムスンLM301HEVO |
IR(赤外線) | ◯ |
UV(紫外線) | ◯ |
フルスペクトル | ◯ |
PPFD | 25.4cm/1319 |
消費電力 | 100W |
入力電力 | 100V |
色温度 | 5800K・昼光色 |
サイズ | 幅30.0cm×奥行27.0cm×高さ4.5cm |
重量 | 1.6kg |
冷却ファン | ファンレス |
調光機能 | 4段階調光 |
定格寿命 | 54,000時間 |
Ra | 不明 |
認証 | PSE/CE |
防水レベル | IP65 |
コードの長さ | 1.8m |
製品保証 | 1年 |
価格 | 12,380円(2024年12月現在) |
GL-BOARD5400EVOはHaruDesignさんが手がける、3作目のパネルライト。
その特徴は、なんといっても搭載されているサムスンLM301H EVOという高性能LEDチップです。
このパネルライトは、植物の成長に必要なフルスペクトル光を提供するだけでなく、成長を促進する赤外線・紫外線LEDチップも搭載したハイスペックモデルです!
最大消費電力100Wながら、驚くほど高いPPFD値を実現。
公式販売サイトに掲載されているデータによると、25.4cmの高さから最大出力で照射した際のPPFDの数値は1,319です。
これは真夏の直射日光と同等、もしくはそれ以上の数値となっています!
高級パネルライトと肩を並べる性能が、手の届きやすい価格で手に入るのは魅力的ですね。
サイズは一般的なパネルライトと同等。
なので、既存のパネルライトと入れ替えても取り付け位置の変更をする心配はなさそうですね。
デザイン面では、冷却ファンを省いたファンレス設計で見た目がスッキリ。
しかも、LEDならではの定格寿命54,000時間という長寿命もうれしいポイントです。
また、防水性能も抜群で、防水レベルはIP65。
これなら水やりや葉水での水跳ねにも安心して使用できます。
さらに、PSE認証付きなので安全性もバッチリです!
GL-BOARD5400EVOまとめ|高性能とコスパを両立した次世代育成ライト
GL-BOARD5400EVOは、サムスン製の最新LEDチップLM301H EVOを搭載し、PPFD値の向上や省エネ性能を実現した、植物育成ライトの新定番になりえそうですね。
アガベの締まった成長をサポートする強力な光量を持ちながら、価格はリーズナブル。
さらに、ファンレス設計のスマートなデザインや、IP65の防水性能、54,000時間の長寿命といった実用的な特長も満載。
高PPFD値を活かした自由度の高い育成が可能で、初心者からプロまで幅広い層におすすめです!
ただし、調光機能やサイズ、色温度の選択肢が旧型と大きく変わらない点は少し惜しいところでした。
とはいえ、トータルで見れば価格以上の価値を提供してくれる優れた一台です。
アガベ愛好家なら、ぜひ手に取って試してみてくださいね!
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