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アガベの土|適した配合、基本知識や種類、考え方と参考例もご紹介

アガベの育て方【用土編】配合の基本や種類、適した土を解説

writer:こと

この記事で分かること
  • アガベに適している土を知りたい
  • 配合用土の参考例
  • 土を配合してみたいけどどんな種類があるの?
  • 土を配合する時の組み合わせの考え方

アガベを育て初めてみたけどどんな土を使ったらいいのかとても悩みますよね。

結論から先にお伝えすると、配合するならまずは以下のシンプルな土を試してみましょう。

  • 赤玉土(あかだまつち):1
  • 鹿沼土(かぬまつち):1
  • 軽石(かるいし):1

アガベに適した土は以下の3つの特徴を持った土がおすすめ。

  • 排水性(水はけがいい)がある
  • 保水性(水の保ちがいい)がある
  • ほどよく保肥力(肥料をとどめる)がある

配合が面倒・分からないからやりたくないという方は培養土を使用しましょう

本記事は以下の内容で解説していきます。

このブログを書いている人

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因幡こと
植物の趣味家ブロガー

  • 「ことぶろぐ」で植物について発信
  • アガベ・パキポディウムの育成歴3年目
  • 自宅で321株以上の植物を育成中
  • 一番好きなアガベは「吉祥冠錦」
  • アニメ・読書・筋トレ好き
記事の内容(クリックできます)

アガベに適した用土は?

アガベに適した用土は3つの特徴があります。

アガベに適した用土、3つの特徴
  • 排水性(水はけがいい)がある
  • 保水性(水の保ちがいい)がある
  • ほどよく保肥力(肥料をとどめる)がある

初心者の方はシンプルな用土で育てるのがおすすめ

シンプルな用土を使う理由は、自分に合った育成方法が掴めるようになるから。

最初は成長の仕方、水やりのサイクル、環境による育成方法が分からないですよね。

シンプルな配合の土を使うことでどこを改善していけばいいのかが分かります。

配合の具体例:まずは赤玉土1:鹿沼土1:軽石:1

最初に使う配合用土は以下の3種類を同じ量で配合してみましょう。

  • 赤玉土(あかだまつち):1
  • 鹿沼土(かぬまつち):1
  • 軽石(かるいし):1

使用する土の大きさは小粒がで揃えます。

まずはこの用土を使用してみて、なかなか用土が乾かないようであれば赤玉土・鹿沼土を減らして軽石を増やす。

逆にすぐ乾いてしまうなら軽石を減らして赤玉土を増やすなどの改善が可能になります。

自分の育成環境での基準を知ることが大切です。

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筆者の配合用土の例

2024年秋最新の配合用土

私の自作培養土の配合例は以下の通り。

  • 赤玉土小粒:4
  • バーク堆肥入り培養土:2
  • 日向土小粒:3
  • ゼオライト:0.5
  • 園芸用木炭:0.5

なぜこの用土にしたのかは以下の記事で経緯も含めて解説しています。

2024年秋に植え替えして室内で育てた結果、2025年春でこのように育っています。

ちなみに私の育成環境はこのような感じです。

🌿屋外育成の環境

  • 庭は南向き、夏場は日当たりがとても良い
  • 建物の無い吹き抜けになっているので風通しが良い
  • 用土の乾き具合は、春・秋は5日、夏は2・3日くらい
  • 冬は大体の株は室内管理
  • 水やり頻度はあまり多くない

🌿室内育成の環境

  • LEDパネルライトを使用
  • 24時間サーキュレーターで風を当てている
  • 水やりは用土が乾いたらたっぷりと
  • 肥料は水やり2回に1度

用土は常にアップデートしていってます。2025年は違った用土を実験しています!

趣味家さん・販売者さんの用土配合の参考動画

自作のアガベ用土の配合に関してYoutubeで紹介されている方をご紹介。

初めてすぐの頃は真似したりしました。今でも考え方は参考にさせていただいてます。

アガベ趣味家ROUKAさんの配合

まずはアガベの趣味家である「ROUKA」さん。

いろいろな品種を育成していて知識がとても豊富、主に育成の参考にさせてもらっています。

ROUKAさんの配合用土と割合
  • 硬質赤玉土(二本線)小粒:2
  • 日向土(ボラ土)小粒:5
  • バーミキュライト:2
  • 木炭(KUMEYA製):1

※割合は同じ容器で入れている量です

用土の割合を細かく見るとかなり排水性が良い配合ですね。

土が乾くのがとても早そうなので水やり大好きな方にピッタリな配合かと思います。

T Plants Laboさんの配合

次に、アガベ・ユッカなどの生産・輸入・販売をされているT Plants Laboの「イグちゃん」さんの配合動画です。

イグちゃんさんの配合用土と割合
  • 赤玉土:21L(鉢管理は14L)
  • 日向土:18L
  • ゼオライト:3L
  • 粒状の炭:3L

※動画の割合はハウス管理を前提として解説。

土の量で解説しているためわかりづらいかもしれませんね・・・。(^^;

配合内容をざっくりとまとめると以下の通りです。

  • 赤玉土と日向土をおおよそ1:1で配合
  • 赤玉土・日向土の量の15%の量のゼオライトと炭を配合

動画を見ていただいてもわかりますが、長く育成されている方達は最終的にシンプルな用土になっていくようです。

紹介されている用土は手に入れやすく、4種類と種類の少ない配合となっているので初心者の方でも真似しやすくおすすめです。

自分も3年目で同じ考え方の用土になってきました。

基本用土の種類とおすすめ

基本用土と呼ばれる土は以下の7つが挙げられます。

  • 赤玉土(あかだまつち)
  • 鹿沼土(かぬまつち)
  • 川砂(かわすな)or桐生砂(きりゅうすな)
  • 山砂(やますな)or真砂土(まさつち)
  • 水苔(みずごけ)
  • 荒木田土(あらきだつち)
  • 黒土(くろつち)

この中でもアガベや塊根植物によく使われる基本用土は以下の3つ

  • 赤玉土
  • 鹿沼土
  • 川砂(桐生砂)

この3つは排水性の良い用土で、アガベ・塊根植物などの水切れに強く、蒸れにより傷みが出やすい植物に好んで使用されます。

基本用土の3つの特性とpHの比較

たくさんある基本用土を以下の3つの特性とpH(ペーハー)で比較してみました。

アガベに適した用土、3つの特徴
  • 排水性(水はけがいい)がある
  • 保水性(水の保ちがいい)がある
  • ほどよく保肥力(肥料をとどめる)がある
pH(ペーハー)とは?

物質の酸性・アルカリ性度を示したもです。
具体的には水素イオン濃度を表しており、pHで表示されます。

7.0が中性を表し、数字が低くなると酸性寄り、高くなるとアルカリ性寄りになります。

植物の大体の品種は酸性寄りの土を好む傾向があります。

pHの酸性寄り赤色アルカリ性寄り青色、中性を黒色で表しています。

用土名通気性保水性保肥力pH(中性7.0)
赤玉土5.06.0
鹿沼土4.05.0
川砂(桐生砂)6.0-7.0
山砂(真砂土)5.06.0
水苔4.55.0
荒木田土5.56.5
黒土5.06.0
基本用土それぞれの特性とpH

基本用土はたいていの植物が好む酸性寄りのものがほとんど。

この中で赤玉土・水苔通気性・保水性・保肥力どれにも優れています

それ以外の用土はそれぞれ得手不得手がありますね。

アガベ向きの基本用土は赤玉土

アガベに向いている基本用土は結論からいうと赤玉土がおすすめです。

アガベを育成する土の条件として排水性の良い土という点で

  • 赤玉土(あかだまつち)
  • 鹿沼土(かぬまつち)
  • 川砂(かわすな)or桐生砂(きりゅうすな)

この3つが候補としてあげられますが、この中でも赤玉土は排水性・保水性・保肥力すべてが揃っています。

インスタグラムにて赤玉土の使用率をアンケート
インスタグラムにて赤玉土の使用率をアンケート

インスタグラムでアンケートを行った結果、基本用土に赤玉土を使用している方が約9割!

赤玉土はアガベを育てている方にポピュラーな土と言えますね。

なので、初心者の方であれば赤玉土をベースに用土を作成することをおすすめします。

赤玉土のデメリット

全体的に万能な土と思われる赤玉土ですが、デメリットもあります。

デメリットは以下の3点。

  • 崩れやすい
  • 保水しすぎてしまう
  • リン酸を使えなくしてしまう

1.崩れやすい

赤玉土は粒状ですが年月が経つと粒が崩れてきます

粒が崩れてしまうとドロ状になるため、団粒構造の機能を失い排水性・通気性がめちゃくちゃ悪くなります

写真のように指で少し強く押すと潰れるくらいの強度です。

排水性・通気性が悪くなると根腐れの原因にもなります。

団粒構造ってなに?

土の粒子が固まって小粒の集合体を作り、それが集まっている状態のことを言います。
粒が大きいとその分隙間が開くため、空洞がふえて排水性・通気性が良くなります。

2.保水しすぎてしまう

赤玉土の保水力があるという点はメリットでもありデメリットでもあります。

赤玉土は他の用土に比べて保水力があるため、比率が多くなると乾きづらくなります。

そのため根腐れを起こす原因にも…。

こういった点から赤玉土を使う比率には注意したいところです。

3.リン酸を使えなくしてしまう

赤玉土の中には鉄分が含まれているため赤褐色にみえます。

この鉄分やアルミニウムを含んでいる土は、土の中のリン酸という物質をを好んでくっつけようとする性質があります。

これを「リン酸の固定化」といいます

くっついたリン酸は植物が吸収できないリン酸に変化するため、そのままだと使用できません。

リン酸は肥料分で重要な3要素、窒素・リン酸・カリという成分の中の1つ。

花や実をつけやすくしたり、根っこの伸びをよくする働きがあります。

解決する方法は以下の3つ

  • リン酸が多い肥料(山形)を使う
  • 腐葉土・バーク堆肥をいれて腐植酸(ふしょくさん)の効果でリン酸の吸収を防ぐ
  • 珪酸塩白土をいれることで赤玉土より先にリン酸を捕まえて植物に渡せる

赤玉土の比率が多い場合はこれらの対策をとる必要があります。

デメリットもありますがメリットの部分が大きいので個人的には赤玉土を基本とした用土がおすすめです。

リン酸が多く含まれている肥料(山形)はこちらがおすすめです

基本用土に赤玉土を使うメリット4選

赤玉土を使うメリットは以下の4点です。

  • 赤玉土は排水性・保水性・保肥力がある
  • 比重が重い
  • 弱酸性なので育成に適していて改良用土との組み合わせやすい
  • とても入手しやすい

1.赤玉土は排水性・保水性・保肥力がある

赤玉土とは、関東平野の火山灰層である「関東ローム層」の赤土をふるいにかけて粒子を揃えた土。

粒子を揃えているので土に隙間ができて団粒構造になり、排水性がよくなっています

また、赤土自体は水を含むと粘土質になるほど水をよく含みます。

赤土を粒状にしたものが赤玉土なので保水性はとてもよいです

排水性がいいのに保水性もいいというのはこういう点なんだね。

保肥力(肥料を捕まえておく力)が高いのも特徴の1つ。

保肥力がない土を使うと、せっかく与えた肥料の大半が水と共に流れ出てしまいます。

赤玉土は肥料をとどめておけるので、効率よく肥料を効かせることができます。

2.比重が重い

赤玉土は他の用土に対して重い土です。

人間からすると用土が軽いほうが鉢も軽くなるため運ぶ際にとても楽。

ですが、用土の比重が重いというのは植物からするとしっかり根をはるためには大切なこと。

アガベは地面などに着生し、太い直根を伸ばして根を張り巡らせていく植物。

そのため水苔や比重の軽い鹿沼土よりも赤玉土を基本用土と考えたほうがいいでしょう。

3.弱酸性なので育成に適している・改良用土を組み合わせやすい

赤玉土のpHは植物が好む弱酸性です。

同じ性質を持つ水苔がありますが、やや酸性に傾きすぎています。

酸性に傾きすぎているため改良用土でpH調整が必要ですが、改良用土を組み合わせようとしても水苔はふわふわとした形状なためなかなか難しい・・・。

一方赤玉土は粒状の土なので、改良用土と組み合わせやすい形状をしています。

4.とても入手しやすい

赤玉土はとても入手しやすい土

お近くのホームセンターや園芸店など大抵のお店で販売しています。

赤玉土の質にこだわるなら「硬質赤玉土」という焼いて更に硬くしたもののほうが粒が崩れづらくおすすめです。

赤玉土について詳しく解説している動画の紹介

赤玉土を詳しく知りたい方はこちらの動画がおすすめです!

園芸Youtuberで有名な「カーメン君」が赤玉土について詳しく解説しています。

赤玉土はどんな植物にも使われる用土なので知識があったほうが園芸の幅が広がりますよ!

外での地植えは赤玉土ベースの土はおすすめしない

基本用土は赤玉土ベースがいいと言いましたがこれは鉢で育成する場合の話。

地植えをする際は赤玉土を基本用土にするのはおすすめしません。

それは以下の3つの問題点があるから。

  • 保水力が高すぎてしまう
  • 経年劣化で粒が崩れてしまう
  • 量が必要なためコストがかかる

1つ目は保水力が高すぎてしまう点

屋外では直接雨が当たります。土壌にはたくさんの土があるため赤玉土では保水力が高すぎてしまいます。

そのため、用土の乾きが悪い・水はけが良くないといった問題点が出てきます。

2つ目は経年劣化で粒が崩れる点

地植えで育てると数年~数十年と長い期間その場所で育てるため、赤玉土は粒が崩れてしまいただの赤土になってしまいます。

こうなると団粒構造が失われて排水性がとても悪くなり、水はけが最悪な状態に・・・。

3つ目は量が必要な為、コストがかかる点

赤玉土は安い用土ではありますが、庭に使うとなるとかなりの量が必要になります。

以上の3つの理由から地植えの基本用土に赤玉土を使用するのはおすすめしません

地植えで使う土は川砂や山砂を基本用土にしている方もいる

アガベを地植えする際、基本用土に川砂や山砂を使用する方も多いです

川砂や山砂は粒が細かく、雨が降ってもドロドロにならない、水はけが良い、経年劣化しづらい点も使われている理由ですね。

また、造園屋さんで大量購入できる場合も多いです。たくさんの土を使用するならまとめて購入したほうがコスパもいいですよね。

以上の点から排水性の良い川砂や山砂を基本用土に使用している方が多いです。

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改良用土は通気性・排水性良くし保肥性を持たせるものを使う

改良用土は人によって組み合わせ方や配合量は全然違います。理由はその人によって育成環境やどのように育てたいのかが違うから

アガベに適した用土、3つの特徴
  • 排水性(水はけがいい)がある
  • 保水性(水の保ちがいい)がある
  • ほどよく保肥力(肥料をとどめる)がある

これを改良用土で補っているのは皆さん変わりないと思います。

アガベに関しては基本用土の赤玉土・鹿沼土だけだと保水性が高くなってしまうため、排水性を上げる改良用土は必ずといっていいほど配合されていますね

排水性を良くする改良用土

排水性をよくする改良用土は以下の5つ。

  • 軽石(かるいし)
  • 日向土(ひゅうがつち)
  • 富士砂(ふじずな)
  • バーミキュライト
  • 黒曜石パーライト(こくようせきパーライト)

主に使用されるのが軽石・日向土で、割合でいうと基本用土と同じか少し少ないくらい使用することが多いです。

人によってはさらに排水性を良くするために基本用土より多くいれる場合もあります。

保肥力を良くする改良用土

赤玉土も保肥力はありますが、さらに良くするために次の用土も使います。

  • バーク堆肥(バークたいひ)
  • ピートモス
  • バーミキュライト
  • ゼオライト
  • くん炭・木炭(くんたん・もくたん)

この中でバーク堆肥・ピートモスは有機物(ゆうきぶつ)、バーミキュライト・ゼオライトは無機物(むきぶつ)です。

有機物は土の中にいる微生物によって分解が進むことで保肥性が向上します。

微生物が有機物を分解するには時間がかかるため即効性は無いです。

一方、無機物は土の構造や特性によって肥料分を保持する効果があります

保肥性を良くする改良用土はpHが偏っているものが多いためよく確認して使用しましょう。

酸度を調節する改良用土

土の酸度を調整するには以下の改良用土が使われます。

  • くん炭(くんたん)
  • 木炭(もくたん)
  • 竹炭(ちくたん)

上記の土は強いアルカリ性の性質を持っているので酸性に傾いた土の酸度を調整するために使用します。

割合でいうと全体の10~15%くらいがいいと言われています。

鉢管理のアガベに使われる改良用土

いろいろ紹介してきましたが、鉢でアガベを育てる際に使用する改良用土は以下のものが挙げられます。

  • 軽石or日向土
  • 富士砂
  • 黒曜石パーライト
  • 腐葉土
  • バーク堆肥
  • ゼオライト
  • バーミキュライト
  • くん炭

鉢管理の利点は場所を移動できること

時期によっては室内にいれることもあるため、動物系堆肥を使うと臭いが気になることも。

そのため、有機物の堆肥を使用する場合は腐葉土やバーク堆肥などの植物性堆肥が使用されますね。

鉢は用土の量が少ないため、無機物のパーライトやバーミキュライト・ゼオライトなどを入れることで少しでも保肥力を上げる工夫も必要です。

地植えのアガベに使われる改良用土

アガベを地植えする際に使われる改良用土は下記のものがあげられます。

  • 軽石or日向石
  • 腐葉土
  • 牛ふん堆肥
  • 鶏ふん堆肥
  • バーク堆肥
  • くん炭

地植えの場合、土にはもともと微生物がいるため、腐葉土や動物性堆肥などの有機物を改良用土として入れたりします。

また、基本用土に赤玉土・鹿沼土を使用した場合は、水持ちが良すぎるという点から軽石・日向土を改良用土で入れている方が多いです。

改良用土の種類

改良用土とされる土は以下の種類があります。

  • 腐葉土
  • バーク堆肥
  • 堆肥
  • ピートモス
  • ココピート
  • パーライト
  • 軽石
  • 日向土(ボラ土)
  • 富士砂
  • バーミキュライト
  • ゼオライト
  • くん炭・木炭

アガベによく使用されるものをあげてみました
これ以外にもたくさん種類があります

また、これらの改良用土は2種類に分けられます。

  • 有機物
  • 無機物

有機物は微生物を利用して土を良くする

有機物は微生物の力を利用して用土を改良していく資材です。

微生物の働きにより以下の3つの効果を得ることができます。

  • 団粒構造を形成し、用土の通気性・排水性を良くする
  • 微生物が有機物を植物が取り込むことができる無機物に分解する
  • 植物に良い働きをする微生物が増えることで、病害虫を発生させずらくする

団粒構造を形成し、用土の通気性・排水性を良くする

土の中の微生物は有機物を餌として食べることによりのり状のようなものを出します。

こののりが土の粒子をくっつける働きをして土の団粒構造を形成することで通気性・排水性が良くなります

微生物が有機物を植物が取り込むことができる無機物に分解する

植物は有機物をそのまま栄養として取り込むことができません。

微生物が有機物を分解することで、植物が根から吸収できる無機物の養分である硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)という物質に変化してくれます。

この硝酸態窒素を植物が取り込むことで、光合成の養分として使われて植物が体を作れるようになります

硝酸態窒素とは

植物が栄養素として取り込むことができる窒素のこと。

窒素は空気中や土中にも含まれていますが、そのままだと植物が取り込むことができません。

微生物による有機物の分解を経て、硝酸態窒素が作られ植物に取り込まれます。

植物に良い働きをする微生物が増えることで病害虫を発生させずらくする

微生物により土壌が豊かになることで植物に良い効果を与える有用菌(ゆうようきん)の数が増えます。

有用菌は拮抗という性質から増えすぎる他の微生物に対抗するために、抗体を作り数を減らす作用もあります

そのため病害虫の発生を抑えてくれる効果も期待できます

有機物のデメリット

いい効果を紹介しましたがもちろんデメリットもあります。

  • 微生物の分解が必要なため効果が出るまで時間がかかる
  • 植物や動物由来のなのでニオイにより虫や鳥の被害が発生しやすい
  • 種類やメーカーによって分解速度が違うので配合にある程度知識が必要
  • 有機物が分解される際に発生するガスにより植物の根にダメージを与えてしまう
  • 微生物の働きで栄養素を作るため用土に対する栄養素の含有量がわかりづらい

有機での育成はとてもメリットがあるけどちゃんとした知識がないとうまく育成にいかせないので難しいです。

無機物の原料は鉱物、なので無菌で清潔

日向土、土というよりほぼ石に近い

無機物鉱物や火山灰が原料となっている用土です。

無機物のメリット

  • 鉱物や火山灰が原料なので無菌で虫が発生しない
  • 特性がはっきりしているので使いやすい
  • 根が伸びづらいのでコンパクトに育つ

室内で育てるものやコンパクトに育てたい株などに使いやすいね

無機物のデメリット

  • 硬い素材が多いため根っこが伸びづらく大きく育てづらい
  • 保肥性のあるものが少ないので量が多いと肥料不足になる

改良用土の3つの特性とpHの比較

改良用土を通気性・保水性・保肥性の3つの特性とpHで比較してみました。

酸性寄り赤色アルカリ性寄り青色、中性を黒色で表しています。

改良用土それぞれの特性

用土名通気性保水性保肥性pH(中性7.0)有機・無機
腐葉土6.0-7.0有機
バーク堆肥5.57.5有機
牛ふん堆肥9.6有機
鶏ふん堆肥8.9有機
ピートモス3.54.5有機
ココピート5.57.0有機
パーライト(黒曜石)8.08.5無機
パーライト(真珠岩)7.0無機
軽石5.56.5無機
日向土6.0無機
富士砂6.0無機
バーミキュライト6.5-7.0無機
ゼオライト6.08.0無機
木炭・くん炭8.09.0無機

よく使われる用土の特性を評価で表しています。

基本用土に改良用土を足したり引いたりして配合を考えてみましょう。

改良用土はpHの偏りが高いものが多いので入れすぎないように注意してくださいね。

用土とは植物を栽培するための土のこと

鉢栽培や特定の植物を栽培するために使われる土のことを用土と呼びます。

用土は目的別に大きく2種類

  • ベースとして使われる「基本用土
  • 土壌改良を目的とした「改良用土

この2種類の用土を育てたい植物にあった条件に配合します。

基本用土とは用土の中で最も割合が多い土のこと

配合している土の中で最も割合が多い土を基本用土といいます。

基本用土は単一用土という、採取・採掘されたままなにもいじっていない土が主に使われます。

基本用土の例をあげると

  • 赤玉土
  • 鹿沼土
  • 黒土 など

例以外にもたくさんの種類があります。

🔗基本用土の解説へジャンプ

改良用土は基本用土の足りない点を補う土

改良用土とは、基本用土の性質をより良くするために使用される補助的な用土です。

改良用土はベースとして使用されることは少なく、基本用土の不足している特性(排水性や保水性など)を補うために適量を配合します。

一般的に、基本用土の性質を目的に応じて調整するため、複数種類の改良用土を組み合わせて使用することが多いです。

改良用土の使用例は下記の通り。

  • 保水性を良くする⇛バーミキュライトを使用
  • 排水性を良くする⇛軽石・日向土・桐生砂を使用
  • 保肥性を高める⇛ゼオライト・くん炭などを使用

🔗改良用土の解説へジャンプ

培養土は基本用土と改良用土が混ざったもの

培養土とは基本用土や改良用土を特定の植物に合うように配合された用土のこと。

ホームセンターなどでは基本用土・改良用土の他にこの培養土も販売されています。

・用土のことがまだよくわからない・・・
・植え込むのにそこまで多くの土は必要ないかな。

このように思う方は培養土を使用することをおすすめします。

アガベの培養土はこちらがおすすめ!

まとめ|いろいろな用土があるけど最初はシンプルな用土を使おう

本記事はこのような内容でした。

記事内でも書きましたが、まずは赤玉土・鹿沼土・軽石を同じ分量で配合して育ててみてください。

育てている人の家の日の当たり方・風の当たり方・気温など育成環境によって用土は変更していくものです。

基準がわからないと変更すべき点も見えてきません。

まずは試してみて自分の環境にあった用土を探求してみてください!

アガベの育て方に関する記事はこちら

アガベの育て方【用土編】配合の基本や種類、適した土を解説

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コメントがあればどうぞ

コメント一覧 (2件)

  • 印旛ことさん、やっぱりアガベのことなら「ことぶろぐ」ですね!!
    すごい熱量で、マニアックに情報がまとまっていて素晴らしいですっ♪

    • >りとさん
      拝読ありがとうございます!
      土は奥が深いので色々調べてみると面白いです(^^)

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